羽田空港に向かう前に、ほんの少しだけ静かな時間を。 「天空橋(てんくうばし)」は、なんだかロマンティックな名前の駅。空港の一駅手前にある“ターミナル0”と呼ばれる場所。 足湯から眺める滑走路の風景、深夜まで入れる温泉、洗練された空間が並ぶイノベーション施設。 ここには、旅の前後に自分を整えるための静かな余白があります。 空港を通り過ぎるだけではもったいない、そんな天空橋の魅力を綴ります。
天空橋ってどこにあるの?
天空橋駅は、羽田空港のすぐ手前にある京急空港線と東京モノレールの接続駅。 羽田空港第3ターミナルまでたったの1駅。アクセス抜群なのに、混雑とは無縁の落ち着いた駅です。 空港を利用する人は意外と素通りしてしまう場所だけど、実はここに“ターミナル0”と呼ばれる注目スポットがあるのです。
HANEDA INNOVATION CITY(HICity)とは?
天空橋駅直結の未来型複合施設「HANEDA INNOVATION CITY(通称HICity)」。 2020年に一部開業し、研究・文化・食・エンタメ・温浴など多彩な施設がそろっています。 大きなライブハウス『Zepp』もあります。旅の合間に立ち寄れる”都市のオアシス”のような場所で、空港利用者だけでなく、地元の人にも静かな人気を誇っています。
空港の景色を眺めながら足湯に浸かる
HICityの屋上にある「足湯スカイデッキ」は、無料で利用できる足湯スペース。 木製の浴槽に足を浸けながら、目の前には飛行機が離着陸する滑走路が広がります。 時間帯によっては、夕暮れのグラデーションの中を飛ぶ飛行機を見ることもできて、まるで旅の映画のワンシーンのよう。 ここで過ごす10分は、きっと空港ラウンジよりも贅沢かもしれません。
HANEDA SKY BREWING 醸造所併設のブルーパブで味わうクラフトビール
店内には醸造所が併設されており、目の前で醸造された出来立てのクラフトビールを楽しめます。常時8種類程度のオリジナルビールを提供しており、国内外の厳選されたクラフトビールも取り揃えています。
「通り過ぎるだけ」じゃもったいない
天空橋は、ただの空港アクセス駅ではありません。 飛行機を眺めながら過ごす足湯、夜を明かせる温泉、そして未来感あふれる静かな都市空間。
羽田空港の“ターミナル0”は、慌ただしい旅の時間に小さな余白をくれる場所でした。 旅のはじまりも、終わりも、ただ飛行機に乗るだけじゃもったいない。 次に羽田を使うときは、ぜひ天空橋でのひとときを計画してみてください。
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