羽田空港は日本最強の空港 開港と現在までの歴史
羽田空港は言わずと知れた東京の玄関口として国内線の就航数NO.1を誇ります。
そして、2010年に国際線に国際線ターミナル(第3ターミナル)ができてからは、まさに日本の玄関口となっており、都心からのアクセスの良さ、国内線との乗り継ぎの良さから、成田空港をも凌ぐものとなっています。
元々東京には羽田空港しかありませんでした。そのため、羽田空港は東京国際空港と言います。1964年東京オリンピックの選手団も羽田空港にきました。
しかし、1978年に成田空港(新東京国際空港)が開港し、羽田空港は国内線の空港となりました。しかし、ゲートが2つ、免税店数店、ATMなどがない国際線の小さなターミナルも存在していました。台湾の航空会社が成田空港に就航できなかった時期があったからです。そして台湾の航空会社が成田空港に就航となった後は、チャーター便という形で羽田空港から就航した便がありました。細々と国際線は存在していたのです。
2010年に今の第3ターミナルができてからは本格的な国際空港として現在に至ります。
そんな羽田空港はJAL系国内専用ターミナルの第1ターミナル、ANA系ターミナルの第2ターミナル、国際線用の第3ターミナルの3つのターミナルから成り立ちます。ターミナルの名称は、建設された順番となりますので、西から第3、第1、第2となります。
少し詳しく各ターミナルについて説明します。
第1ターミナル
JAL日本航空の国内線、JTA日本トランスオーシャン航空(JAL系沖縄線)、SKYスカイマークエアラインズ、SFJスターフライヤーが就航しています。国内線のみのターミナルです。
3つのターミナルの真ん中に位置しています。一番古いターミナルで、かつては第一ターミナルのみでした。郵便局、神社があるのは、2004年までここがメインターミナルだったからでしょう。
出発階は2階、到着階は1階、それぞれバス、タクシーの乗り降りができます。電車のホームは地下にあります。
駐車場はP1・P2となります。駐車場の4階がターミナルビルの3階に接続しています。チェックインする際は降りるイメージですね。2階と3階は吹き抜けになっています。
第2ターミナル
ANA全日空空輸、ADOエア・ドゥ、SNAソラシドエアの国内線と、なんと、ANA全日空空輸の国際線の多数が就航しています。羽田空港に到着する電車の車内アナウンスなどでは「ANA国際線の一部」と言っていますが、「ANA国際線の多数」と言って良いでしょう。2023年秋に国際線の一部を移行し、その後徐々に枠が多くなってきました。(全ての欧州行き、一部北米、一部アジアです)
一番奥の海側にあります(東側)。2004年に竣工しました。それに伴い、第1ターミナルからANA系が第2ターミナルに移動し、第1ターミナルがJAL系となりました。
国際線の出発カウンターからは海が見えます。
国内線出発は2階、国内線到着は1階、国際線出発は3階、国際線到着は2階にあります。国際線エリアは国内線エリアの入り口から向かって右(南側)、国内線の出発Dエリアの右側に「INTERNATIONAL」と表示されています。そこは国際線到着エリアとなりますので、国際線出発の場合はエスカレーターでさらに上にお進みください。
第2ターミナルのバス・タクシーは第1ターミナルと同じく降りる時は国内線の出発階・乗る時は到着階でそれぞれ乗り降りします。国際線利用時は国内線フロアの乗り場で乗降します。電車のホームは第1ターミナルと同じく地下となります。
駐車場はP3・P4を利用します。駐車場の4階がターミナルビルの3階に接続しています。第1ターミナル同様2階と3階は吹き抜けになっています。
第3ターミナル
国際線のターミナルです。
ANAの第2ターミナルではない国際線と、JALを含むその他全ての航空会社の国際線です。
第3ターミナルは羽田空港の入り口、一番手前の西側にあります。京急線・モノレールでは一番最初に到着します。
出発階は3階、到着階は2階です。バス・タクシーレーンは1階のみとなります。1階で降車し、3階出発に向かいます。到着時は1階に下ります。バスとタクシーでは降りる場所が違うので注意してください。到着時の案内板に従えばそのまま行けます。
電車は都心からの京急線は地下に改札があり、そこから案内通りに出発階に向かいます。帰国時は、そのまま到着階にある改札から入ります。改札内で地下に下ります。
浜松町からのモノレールは地下ではなく3階出発階に到着し改札を出ます。帰国時はそのまま到着階にある改札から乗車すると浜松町方面に出ます。
駐車場はP5を利用します。駐車場の3階がターミナルビルの到着階2階と繋がっています。
ターミナル間移動
ターミナル間移動には無料循環バスを利用します。
無料循環バスは各ターミナルバス乗り場の真ん中あたりにあります。(全ターミナル1階)
ターミナル配置は第一が真ん中のため、第2→第1→第3→第1→第2と循環します。
電車の場合は、料金が発生するのでよほどの急ぎでない限り(第3ターミナルと第2ターミナル移動というような)上記無料バスを使いましょう。
電車の駅の注意点として、第3ターミナルは他の二つと完全に離れています。京急線は第1ターミナルと第2ターミナルは同じ駅です。ターミナルに垂直に駅があるからです。進行方向側がANA、後ろ側がJALです。モノレールは第1ターミナルの次に終点第2ターミナルとなります。ターミナルと並行に駅があるからです。
そして第1ターミナルと第2ターミナルは京急線に沿った歩行通路があり、歩いて移動することができます。京急線の両端なので当たり前ですが、歩けるとは驚きですね。
2024年5月、第1ターミナルの増設工事が発表されました。第1ターミナルも第2ターミナル同様、JALの国際線を移行する、という計画があるようです。ターミナルが同じだと国際線-国内線の乗り継ぎがぐっと楽になりますね。ますます便利になりそうです。
以上羽田空港のターミナルについてご案内しました。
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