ニュースを見ていると、各国の首脳が自国の政府専用機で空港に降り立つ時、タラップを下るシーンをよく見ると思います。ボーディングブリッジを使うことはまずないですね。
ボーディングブリッジは一般旅客に混じることですし、必要ないからです。
民間航空会社の定期便にもそんなタラップを使う便がありますよ。そんな便のことを沖どめ便と言います。(少し古いかな。。。)
航空用語は船用語から来ている
まず前提として、航空用語は船の用語から来ているものが多いです。
飛行機のことはSHIPと言いますし、空港は空の港、AIRPORTと言います。
そして飛行機の乗り降りするドアは必ず左側(LEFT)です。
右側に非常口ドアはありますが、非常時しか開きません。乗り降りは必ず左側です。
これは船から来ています。
タイタニックなどの豪華客船をはじめ、船は全て左に接岸します。右側は海で乗り降り、できません。
そのため、飛行機も左にボーディングブリッジがくっつきます。例外はありません。
ボーディングブリッジは2本が多いです。一番前のドアとその後ろです。沖どめ便のタラップも2台が多いです。
沖どめ便とは
沖どめ便とはゲートの先のゲートブリッジからそのまま搭乗できる便とは違い、1階に設定されているのゲートを通ったらそのまま便専用のバスに乗り、飛行機のそば(機側、きそく)まで行って、タラップを昇って搭乗する便のことです。
まさに、接岸された船に乗るのではなく、沖に停留している船のそばまでボートで行って乗船する、というものの飛行機バージョンです。
ゲートに繋がっていないため、オープンスポット便とも言います。
スポットとは飛行機が停止する場所のことです。
ゲートブリッジ便はゲート番号=スポット番号ですが、沖どめ便はバスゲート番号=スポット番号ではありません。数個のゲートからそれより多い数のスポットのどこかに行きます。たいていスポット番号はお客様にはわかりません。
割と小型機や乗客が少ない便に割り当てられる感覚があるのですが、調べてみたところ、ある日のユナイテッド航空のボーイング777型機のゲートがバスゲートだったようで、選定基準がよくわかりません。ただ、時間が最も空港の混み合う夕方17時くらいでした。
ボーイング777は最長の飛行機です。旅客数も多いです。もしかしたらその日の予約数は少なかったのかも知れませんが。
私が今まで沖どめに当たったことは、愛媛の松山行きとグアム行きの深夜便でした。そのほかは全てボーディングブリッジです。他は大都市ばかりに旅行した、というのもあるかと思います。
また、出発より到着便の方がバスゲートになる可能性は高いかと思います。
出発ゲートの変更は告知が困難なのでなかなか行われないのですが、到着の場合はお客様は到着口に到着できればいいので、到着スポットは変更になることが多々あります。
沖どめに当たったらラッキーですよ!
沖どめは多くの人にとって中々経験できないと思います。空港の地面に直接立つ、ってできません。
すぐ近くに滑走路があればすぐ近くで飛行機を見られますし、貨物エリアのカートの走る姿も見られます。
断言します、沖どめは楽しいです。もし雨でなければ。雨は辛いですね。。。
富士山バックに写真など撮れたらいいですね。
『小さめな飛行機、大阪、札幌、福岡、沖縄等の幹線ではない、空港の混雑している時間』
この3つを満たせば沖どめになる可能性は高いです。外れたらごめんなさい!
混雑している時間。。。17時前後ですかね。。内際共に。
私も今度、沖どめ便を狙って搭乗してみたいと思います!
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